お知らせ

日本遺産「近世日本の教育遺産群ー学ぶ心・礼節の本源ー パンフレットの発行について

パンフレットの表紙

パンフレットの表紙

 文化庁が創設した「日本遺産」の第1弾として、旧講道館(茨城県水戸市)、足利学校跡(栃木県足利市)、咸宜園跡(大分県日田市)、旧閑谷学校(備前市)等を含む「近世日本の教育遺産群―学ぶ心・礼節の本源―」が認定され、1年が経過しました。

 水戸市、足利市、日田市、備前市、それら4市の商工会議所等で組織する「教育遺産世界遺産登録推進協議会」では、日本遺産に認定されたストーリーの概要、そのストーリーを構成する文化財やそれらの魅力を紹介したパンフレットを発行しました。

 パンフレットは日本語で表記されたものの他、増加する訪日旅行者(インバウンド)にも教育遺産の魅力を知ってもらいたいと考え、英語、韓国語、中国語の簡体字、繁体字の計5種類発行されています。

このパンフレットは備前市役所、備前商工会議所、備前市内の観光案内所等に設置されています。

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2016年6月21日

「備前商工会議所ニュース」折込サービスのご案内

備前商工会議所では会員サービスの一環として、備前商工会議所ニュースへのPRチラシ等の折込サービスを実施いたしております。
この機会にぜひ貴社のPR、商品・製品のPR、販売促進等にお役立てください。

折込日/要相談
配布先/当所管内会員事業所、関係団体 約900件
料 金/10gまで25,000円、20gまで37,500円(税抜き)
※A4サイズを超える大きさの場合はA4以下に折った状態で納品。複数枚の場合は1つにまとめて納品。
条 件/
①本サービスのご利用は原則として備前商工会議所会員に限ります。
②折込広告紙等は申込者側で必要部数を用意し、所定の日までに納品するものとします
③折込広告紙陶の内容が運用上不適当と思われる場合はお申込みをお断りする場合があります。
④お申込みの際には申込書の提出が必要となります。
その他/詳細については備前商工会議所ニュース折込サービス運用規程・申込書をご覧ください。

お知らせ

2016年6月15日

平成29年度 岡山県工業技術開発功労者表彰の候補者の推薦について

岡山県では、優れた工業技術の研究開発等により県民生活の向上と県内中小企業の発展に顕著な功績をあげた者について、その功績を讃えることによって、工業技術の研究開発の奨励と地域産業の振興に寄与することを目的とする岡山県工業開発功労者表彰を行っています。
つきましては、下記をご確認の上、ご推薦ください。

◇岡山県工業技術開発功労者表彰要綱
ダウンロードはこちらから

◇提出書類
推薦書及び推薦候補者一覧を提出してください。
推薦書の様式等は岡山県産業振興課ホームページからダウンロードしてください。

◇提出期限
平成28年10月14日(金)

◇提出先及び問合せ先
岡山県産業労働部産業振興課産業支援班
電 話 086-226-7352
FAX 086-224-2165

お知らせ

2016年6月14日

食中毒にご注意ください!

最近の気温及び湿度の状況から食中毒の発生が危惧されるため、岡山県では6月11日付で県内全域に「食中毒注意報」を発令しました。
食品関係事業者、県民のみなさんは次の「食中毒予防の三原則」に注意して食品を取扱い、食中毒を予防しましょう。

【食中毒予防の三原則】

1.『清潔』(菌を付けない)
・調理前、食事前、トイレ後には手をよく洗いましょう。
・台所は整理整頓し、常に清潔にしましょう。
・まな板、ふきん等の調理器具は十分に洗浄消毒を行いましょう。
・焼き肉をする時は専用のトングを用意して、食べる箸で生肉に触れないようにしましょう。
・食肉、レバーなどの生食は避けましょう。

2.『迅速・冷却』(菌を増やさない)
・生鮮食品はできるだけ早く食べましょう。
・調理したものは早めに食べましょう。
・生鮮食品や調理後の食品は10℃以下で保存しましょう。(生食用鮮魚介類は4℃以下で保存するよう努めましょう)

3.『加熱』(菌をやっつける)
・加熱して食べる食品は中心部まで十分に火を通しましょう。
・特に食肉は中心の色が完全に変わるまで十分に火を通しましょう。

お知らせ

2016年6月14日

経営総合相談会(6/17開催)のお知らせ

当所では毎月17日(土日祝日の場合は20日)10時~15時まで、備前商工会館にて経営総合相談会を開催しています。金融・税務・経理・経営・労務・取引・法律・情報化などさまざまな分野の相談に対応できますので、お気軽にご相談ください。各分野の専門スタッフがお答えします。

※予約は必要ありませんが、受付順にてご相談に応じますのでお待ちいただく場合があります。ご了承ください。

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2016年6月13日

備前の耐火物の歴史(第3回)

 備前地区で耐火物の製造が始まった経緯には、前回紹介した三石でのろう石質煉瓦の開発とは別に、伊部での土管製造があります。

 備前焼は古い歴史を持つ伝統的dokanな産業ですが、明治期には衰退し、窯業の継続が危機を迎えていました。そのため伊部の有力者らが常滑から職人を連れてきて、土管製造を始めました。明治11年には伊部陶器(株)が、明治29年には備前陶器(株)が設立されています。山陽電鉄が開通すると、線路下の水路の確保や電話線の敷設のため土管の需要が高まり、産業として発展しました。現在も、伊部の道壁でこうした土管が埋め込まれた姿が見かけられます(写真)。

 備前陶器は、京都陶磁器試験場の藤江永孝や顧問技師の海福悠の指導で当時の陶磁器製造の最新技術を導入し、土管以外に装飾用陶磁器、耐酸煉瓦、耐火煉瓦など様々な製品を製造しました。明治35年に米国式鉄骨建築の三井本館(東京)が建てられた時、テラコッタと呼ばれる装飾用陶磁器を日本で最初に製造したのが備前陶器です。耐火煉瓦も粘土質、ろう石質のほか、けい石質、クロム質など様々な材質を製造しており、明治30年代の代表的耐火煉瓦会社は、三石耐火煉瓦、備前陶器、品川白煉瓦の3社と言われていました。

 その後、大正時代に備前地区の耐火物産業構造が大きく変化します。第一次世界大戦で欧州の工業が大きな痛手を受けたため、日本は大正4年から大戦景気と呼ばれる好景気を迎えます。耐火煉瓦の海外輸出が始まり、翌5年には「耐火煉瓦は船腹のある限り輸出された」と言われるほど輸出量が増大しました。そのためろう石鉱山に近く、船積みに便利な片上~伊部地区に、品川白煉瓦や九州耐火煉瓦など県外の耐火物企業が同地区の会社を買収して進出してきました。また地元の資本家により、帝国窯業や中村窯業が設立されました。大正6年には県別の耐火物煉瓦生産量で岡山が1位(全国シェア25%)となりました。

 しかし、戦後需要による好景気は長くは続きませんでした。大正9年から戦後恐慌、銀行恐慌、そして関東大震災後の震災恐慌と続き、昭和に入っても昭和金融恐慌、世界大恐慌と不景気の時代が続きます。

 大戦景気から恐慌の時代へと、耐火物生産量は急速に減少します。景気の良い時には、品質に問題があっても売れるために粗製濫造となり、反動的な不況になると生産過剰のため値段競争になり、耐火物企業には苦しい時期となりました。

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2016年5月16日

平成28年 熊本地震義援金募集について

備前商工会議所では、この度の熊本地震の被災地 、被災事業者 、被災商工会議所の復旧・復興を支援するため、事務所入口に義援金募金箱を設置し、義援金を募っています。
皆さまからいただいた義援金は、日本商工会議所を通じ 、被災事業者の事業再開、被災商工会議所の再建、観光回復に係る事業等に活用いただく予定です。
ご協力お願い申しあげます。IMG_1965

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2016年4月25日

夏期の軽装(クールビズ)の実施について

当所では例年、節電・省エネの観点から、夏季の軽装(クールビズ)を実施しております。今年度につきましては下記のとおり実施いたしますのでご協力くださいますようお願い申しあげます。

1. 実施期間
平成28年5月1日(日)から10月31日(月)まで(予定)

2.内  容
上記期間に開催する当所主催の会議(常議員会、議員総会、委員会等)へのご出席にあたりましては、ノーネクタイ等の軽装でご出席ください。

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2016年4月25日

「ザ・ビジネスモール」への企業情報登録について

【登録方法】
「ザ・ビジネスモール」企業情報登録申込書に必要事項をご記入いただき、備前商工会議所までFAXもしくは郵送でお送りください。

企業情報登録申込書のダウンロードはこちらをクリック.pdf

【お問合せ先】
〒705-8558 備前市東片上230
備前商工会議所 担当:西中・西角
電話 0869-64-2885 FAX 0869-63-1200

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2016年3月15日

備前の耐火物の歴史(第2回)

加藤忍九郎の胸像

加藤忍九郎の胸像

 備前地区が耐火物の産地として注目されるのは、明治16年に地質調査所の高山甚太郎が、三石のろう石が耐火物原料に適することを報告してからです。明治18年には現地調査が行われ、それまでは石筆用に用いられていたろう石が、耐火物用として優れた特性をもつことを地元の人々が知るところとなります。そして、加藤忍九郎と稲垣兵衛が、別々に耐火煉瓦の製造を開始しました。現在の三石耐火煉瓦(株)は、加藤忍九郎が明治25年に設立した会社が同じ社名で存続している点で、業界でも数少ない例です。

 

 明治26年、高山甚太郎は国産の耐火煉瓦を集めて試験を行い、その結果を大日本窯業協会雑誌に発表しました。その中で備前国三石煉化会社(加藤忍九郎)の製品は、東京白煉瓦製造所と並んで最高ランクの耐火度を示し、その品質の高さが注目を集めました。

 当時の耐火煉瓦は耐火粘土を原料とした粘土質煉瓦が主流でした。作陶作業でおなじみのように、粘土は可塑性があって成形に適した原料ですが、高温では大きく収縮します。そのため耐火煉瓦を製造する場合には、粘土を一度焼成し、焼き締めた塊状原料(シャモット)としたうえで、粘土と混ぜて使用する必要があります。これに対し、ろう石は広義では耐火粘土の一種ですが、加熱収縮が少なく、むしろ高温では膨張性を示す点で他の粘土と異なる独特の特性を持ちます。そのため焼き締めた原料にすることなく生のままで使用できる利点があります。

 また、ろう石質煉瓦を製鉄所で溶鉄に接する部位に使用すると、鉱滓の浸潤が少ない、隣接した煉瓦と一体化して目地が開かない等、独特の優れた特性を発揮します。そのため1960年代まで鉄鋼用耐火物(特に取鍋用煉瓦)として広く使用されました。

 三石のように耐火煉瓦用ろう石原料が多量に産した地域は、国内だけでなく海外でも例がありません。海外では、ろう石質煉瓦がRoseki brickと日本語で呼ばれることもあります。

 三石で耐火物産業が盛んになった一番の理由は優れた原料が産した点ですが、産業として発展するにはインフラの整備が必要です。当時、三石から片上港への道は道幅が狭く急な坂道が続き、馬車での輸送中に煉瓦の破損が少なくありませんでした。そこで加藤忍九郎は、山陽鉄道が神戸―下関間に敷設されると聞くと猛烈な誘致運動を行い、三石駅の開通を実現しました。

 郷土の発展への貢献から、三石運動公園には加藤忍九郎の胸像が建てられています(写真)。またその功績は備前市歴史民俗資料館に展示されています。

※第1回はこちらをクリック

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2016年3月1日

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