令和6年 新春にあたり(寺尾会頭年頭所感)

この度の令和6年能登半島地震により、犠牲となられた方々の御冥福をお祈りするとともに、被災された全ての皆様に心よりお見舞いを申しあげます。

また、被災地域の皆様の安全確保と被災された皆様の生活が一日も早く平穏に復することをお祈り申しあげます。

 

日頃より当所の諸事業に対しましてご支援、ご協力を賜り、心よりお礼申しあげます。

さて、昨年を振り返りますと、ウクライナ侵攻等によりエネルギー価格の高騰や資源確保の制約、さらに円安の影響など経営環境は激変し、予測困難な状況が続いています。

このような中、当所では、地域活性化のためさまざまな事業に取り組んでまいりました。

まず、就職活動開始前の高校1・2年生を対象に、地元企業に関心を持ってもらおうと「備前市企業見学バスツアー」を実施しました。工場見学・従業員との交流等を通じて企業の魅力を発見し、就職活動時の選択肢となるような企業PRの機会を設けました。備前市においても企業の人材確保は重要な課題であり、ここ備前市を支える産業の理解を深め、地域愛の醸成を通じて地元就職に繋げられるようにしてまいります。

また、恒例の「産業振興出前授業」では、会員事業所の方に講師としてご協力いただき、市内小学生に地場産業やその歴史を紹介し、子どもたちの地元愛をを育む活動を行っております。このように地域を担う人材育成にも注力しております。

さらに、デジタルを活用した事業として「備前散歩&デジタルスタンプラリー」「備前市産業フェスタWebクイズ大会」を開催し、好評をいただきました。今後も備前市の産業を身近に感じていただく機会を創出し、将来の備前市を支える人材の育成にも貢献していきたいと考えております。

結びになりますが、地域に寄り添い、会員の皆さまに必要とされる商工会議所となるよう、役員・議員はもとより、会員企業、行政、関係団体などとより一層の連携を図り、全力で取り組んでまいります。

引き続き、皆さまのお力添えを賜りますようお願い申しあげますとともに、ますますのご健勝とご多幸を祈念いたしまして新年のごあいさつといたします。

 

備 前 商 工 会 議 所

会頭 寺尾 俊郎

 

備前商工会議所