上級 第6回(2)

●エピソード2

石田梅岩(いしだばいがん)が享保4年(1729)に開いた塾は、身分や男女の差はなし、月謝もなし。町人の商いをあたり前のこととして、人の歩むべき道を分かりやすく語っている。町 人の力がましてきた時代、この「心学」は全国に広がった。

[ ただし、男女の席だけは分けた ]

 

●問題2

石田梅岩の塾(石門心学)が開設されたのはどこでしょう?

(1)江戸 (2)川越 (3)京 (4)大坂

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上級 第6回(3)

●エピソード3

19世紀英国の化学者/電磁気学者のファラデーは、高等教育を受けていなかったが、 14歳で本屋兼印刷屋で年季奉公するうちに読書を重ねた。ある化学者の連続講演会 切符を入手したのを切っ掛けに講演録を付ける。やがて努力が実り、その秘書に採 用され、やがては王立研究所の化学助手となる。彼はのち数々の電磁気に関する基礎理論を確立するが、名声を得てもおごることなく、昔の自分を思い出しながら、少年少女向けにクリスマス無料連続講演会を開き、学問の素晴らしさを説く(その講演録が「ロウソクの科学」として名高い)。

[ 苦学の末、学問を大成させた人物 ]

 

●問題3

ファラデーは政府から戦争用に化学兵器を作って欲しいといわれましたが、これを断固拒否しました。その戦争とは何という戦争だったでしょう?

(1)七年戦争(1756~1763年)
(2)アメリカ独立戦争(1776年)
(3)ナポレオン戦争(1814年)
(4)クリミア戦争(1853~56年)

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上級 第6回(4)

●エピソード4

天明8年(1788)の大坂に宗吉(26歳)という傘の紋描き職人がいた。お客さんかそう でないかに関わらず、大坂中の紋を全部憶えている記憶力抜群の男。当時、京と江戸 には蘭学が芽生えだしたが、大坂はまだだった。そこで、大坂に蘭学の息吹をと願う人々、特に、天文学者間重富(本業は質屋の十一屋五郎兵衛)と蘭法医小石元俊らは、この宗吉に白羽の矢を立て、広く募金をを行ない、彼を江戸・大槻玄沢の芝蘭堂に蘭学を学ばせることにした。

[ 身分・学歴が低くても、すごい人物はいる ]

 

●問題4

さて、この宗吉は江戸での学びはどうだったでしょう?

(1)蘭学を勉強せず、江戸で商いに転進した
(2)蘭学を勉強したが成績劣位のまま大坂へ帰ってきた
(3)蘭語をおぼえ江戸で蘭学塾を開いた
(4)蘭語をおぼえて大坂に帰ってきた

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上級 第6回(5)

●エピソード5

緒方洪庵が大坂に開いた適塾では、塾生は二階で生活する。定期的に行なわれる 考査で、席次の順番で自分の寝場所を選ぶ権利が与えられていた。首席は季節に応じて、風通しや見晴らしの良い場所、暖かい場所を選べるが、出来の悪い者は、決まって急な階段の上がり口になっていた(人が頻繁に通り落ち着いて勉強できない)。

[ 学びに差別も区別もない、それゆえに実力勝負ではある ]

 

●問題5

蘭学塾の塾生による造語で現代に残っている言葉(一種の隠語)があり ます。それは何でしょう

(1)おてんば(娘)
(2)ひょっとこ(男)
(3)おかめ(女)
(4)ひやかし(男)

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中級 第6回

問題 : [ 1 ] は [ 2 ] するのみ

下記のヒントを参考に1~2の[ ]内を埋めて、論語を完成させてください。

●ヒント

  1. 送辞 (送る言葉) 
     (逃げ口上のこと)
    費 (口先だけで実行しないこと)
  2. 磨 (ダルマ インド出身の高僧 禅宗の始祖)
    観 (細かいことにこだわらず、覚悟を決めている)
     (ベテランの域に入ること)

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初級 第6回

1 次の句に読みかなを書きましょう。

教えありて類なし

 

2 次の空欄に漢字を書きましょう。

難いかな、あること

3 次の句の正しい意味はどれでしょう。

「学びて時にこれを習う、また説しからずや」

(1)学んだならば時々復習すべきだ。すると楽しくなってくる
(2)学んだ時に完全におぼえるべきだ。それで十分だ
(3)学んだあと忘れてもいい。それで十分楽しくやれるはずだ

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