上級 第13回(3)

●エピソード3

「銀河鉄道の夜」(宮沢賢治)

何かある目的のためだが、ジョバンニもカンパネルラも銀河鉄道に乗ることができた。しかし、このときのカンパネルラは溺れかかった友人ザネリを助けた一方で自分はすでに死んでしまっていた。ジョバンニとカンパネルラは車中で、幸せってなんだろうと話し込んだ。しかし、カンパネルラは終着駅の南十字星で“石炭袋”(暗黒星雲)を見たあと消えてしまう。


●問題3

ジョバンニとカンパネルラは車中で誓い合った。さて何と誓いあったでしょう?

(1)自分の幸せは自分で見つけよう
(2)自分の幸せを人に見せつけるのはよそう
(3)みんなの幸せのために生きよう
(4)ことさらに幸せに向かっていくのはよそう

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中級 第13回

問題 : [ 1 ] 生 [ 2 ] るべし

下記のヒントを参考に1~2の[ ]内を埋めて、論語を完成させてください。

●ヒント

  1. 左右
    顧に憂いを残さぬよう (あとで悔やむことのないよう)
    「先憂楽」 (北宋・范仲淹(はんちゅうえん)の「岳陽楼記」より) 
    [生≠世]
     
  2. 怖をおぼえる (おそろしく感じる)
    「自然に対する敬の念」 (「風土」 和辻哲郎)
    み申す」 (神前の祝詞)

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初級 第13回

1 次の句に読みかなを書きましょう。

徳を以て徳に報ゆ

 

2 次の空欄に漢字を書きましょう。

礼の用はを貴しとなす

 

3 次の句の正しい意味はどれでしょう。

「利によりて行えば、怨み多し」

(1)利益ばかりを行動の基準におく考えは人から怨まれる。
(2)利益が出ないときは人から怨まれる。
(3)利益を人に与えないと人から怨まれる。

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上級 第12回(1)

徳(とく)ある者(もの) 必(かなら)ず言(げん)あり

まじめな人には、信じられる言葉がある。

●エピソード1

「藤野先生」(魯迅 1926年)で、仙台で医学を学ぶ魯迅(ろじん)は、母国の低迷ぶりにいてもたってもいられず帰国を決意した。親切な藤野先生は、お別れに「惜別」 と書いた写真を魯迅にくれた。しかし、魯迅は帰国後先生に、気おくれから手紙を書け なかった。晩年それを後悔しながら、「ただ、彼(藤野先生)の写真だけは、今なお北京 のわが寓居の東の壁に、机に面してかけてある。夜ごと、仕事に倦んでなまけたくな るとき、仰いで灯火のなかに、彼の黒い、やせた、今にも抑揚のひどい口調で語りだし そうな顔をながめやると、たちまちまたわたしは良心を発し、かつ勇気を加えられる」
(岩波文庫) ―― 先生を尊敬しながら無沙汰を恥じる魯迅もまた、良心の持ち主といえる。

 

●問題1

魯迅の故郷はどこでしょう?

(1)北京近郊
(2)西安近郊
(3)上海近郊
(4)南京近郊

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上級 第12回(2)

●エピソード2

倉敷紡績の経営者、大原孫三郎は、東京専門学校時代に放蕩三昧をしたが、その後石井十次(日本最初の孤児院の設立者)を知り、社会福祉の意義を感じ取った。孤児院を作ったり、社内の職工のために家政技芸塾を作ったり、労働者の暮らしを向上させるために、病院や労働問題研究所を作った。また、文化の向上も必要との考えから、1930年に大原美術館を開館した。

 

●問題2-A

大原孫三郎の行なう社会事業には周囲に反対する者が出てくるが、
そういう人に彼が言った言葉は何でしょう?

(1)「器の小さい人間じゃのう」
(2)「ええ事して何が悪い」
(3)「わしの目には十年先が見える」
(4)「お上がやってくれるんか」

 

●問題2-B

大原美術館の絵の収集を担当した児島虎次郎の本業はなに?

(1)画商
(2)画家
(3)会社員
(4)農業

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上級 第12回(3)

●エピソード3

「賢人ナータン」(レッシング)

12世紀末、トルコのスルタン・サラディンは、エルサレムに来襲してきた第3回 十字軍を一旦撃退したのち彼らと休戦した。地元のユダヤナータンは、サラディンから は金を要求される。また一方十字軍からは、養女ルチアが十字軍騎士に救助された借り があっていろいろな要求をうける。そういう中、ナータンは、スルタンから質問から 受けた――「ユダヤ教、イスラム教、キリスト教のうち、どれが真の宗教か?」
そこで、ナータンは3つの指輪の話をした――「父親が持つ1つの指輪を3人の 息子に譲るにあたり、父親は迷ったあげく2つの偽物を作り、彼らに与えた。父の 死後裁判で争った息子らに対し、裁判長は『どれが本物かではなく、本物に相応しい 人物になっているかどうかだ』と諭した―― サラディンはこの答えに感銘を受けた。
ナータンの答えは、結局、どの宗教が本物かどうかではなく、隣人愛を実践してい るかどうかが大事だというもの。徳を重ねた賢人の回答は、明解に真実を示唆している (もともとの話はボッカチオの「デカメロン」にある)。

(人格高潔なナータンの知恵が、無用な宗教間の対立を防いでいる)


●問題3-A

ユダヤ人ナータンの職業は何でしょう?

(1)イスラエルに居たトルコの元将軍
(2)イスラム教の聖職者
(3)ユダヤ商人
(4)イスラエルにやってきたイスラム教の巡礼者


●問題3-B

「デカメロン」という言葉の元々の意味は何でしょう?

(1)サロン物語
(2)十日物語
(3)枠物語
(4)大きなメロン

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