上級 第14回(3)

●エピソード3

「車輪の下」(ヘルマン・ヘッセ 1905年)
村の人たちの声望を集めてギムナジウムに入学したハンスだったが、やがて自分の心を圧するような周囲の雰囲気に馴染めず、退学して村に帰ってきた。そして職につく。職場では、皆が一生懸命になって働いている。そして各人がそれぞれ培ってきた腕に誇りを持って屈託なく生きている。やがて彼はそこに労働の賛歌を感じるようになった。

(顕職につくことを人生の目的にしている発想に対しては、アンチテーゼとなるかも。ヘッセの自伝的小説として名高い。)

 

●問題3-A

“車輪の下”の「車輪」とは、小説の中でどういう物として描かれているでしょう?

(1)仕事場の外にある運搬具としての車輪
(2)仕事場の工具としての車輪
(3)親たちによって敷かれてきたハンスの成長路線を象徴的に表現
(4)人生を象徴的に表現

 

●問題3-B

ヘッセの次の作品のうち、主人公ヘルマンが久しぶりの帰郷時に、妹の友人であるヘレーネ・クルツに対しほのかな恋心をいだきつつも、それに破れ、再び旅立っていくという、”フーテンの寅"に似たあらすじをもつものは、どれでしょう?

(1)青春は美わし
(2)郷愁
(3)デミアン
(4)ガラス玉演戯

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上級 第14回(4)

●エピソード4

「孟子・尽心章句」 孟子に「君子に三楽あり」とある。「楽」はたのしみの意味で、
1. 両親兄弟が健在で息災であること
2. 天にも人にも愧(は)じないこと
3. ●●こと
がその内容である。孟子はさらに念を押すように、「天下の王者となること」は三楽には入っていないと付言している。

(いずれも後輩たちの可能性を期待するもの)

 

●問題4-A

三番目の●●とは具体的には何でしょう?

(1)飢えさせないようにする
(2)教育する 
(3)体を鍛える
(4)富ませる

 

●問題4-B

この●●のことと同じ趣旨で書いた名高い古典は何でしょう?

(1)プラトンの「国家」
(2)アウグスティヌスの「告白」
(3)ダンテの「神曲」
(4)スピノザの「エチカ」

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中級 第14回

問題 : [ 1 ] 力 [ 2 ] 神を [ 3 ] らず

下記のヒントを参考に1~3の[ ]内を埋めて、論語を完成させてください。

●ヒント

  1.  (もののけ、化け物)
    容貌

     
  2. 取り


     


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初級 第14回

1 次の句に読みかなを書きましょう。

後生畏るべし

 

2 次の空欄に漢字を書きましょう。

斐然としてを成す

 

3 次の句の正しい意味はどれでしょう。

「我が道は一以てこれを貫く」

(1)私は、なんでも一から始める主義だ。
(2)私は、道を一本貫く主義だ。
(3)私は、一つの方法しか取らない主義だ。

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上級 第13回(1)

徳(とく)を以(もっ)て徳(とく)に報(むく)ゆ

他人のまじめさには自分もまじめに応えなければならない。

●エピソード1

この言葉の前に、「直きを以て怨みに報い」という言葉がある。周辺諸国どうしが戦っている厳しい時代にあって、自国も生延び、隣国も生延びるための基本政策について、孔子は仁愛だと説いている。徳は相手を無条件に赦すことではなく、公平無私や正義を目指す姿勢である。荻生徂徠の“経世済民”の思想は、この考えを発展させたものだ。

(徳は博愛の思想とは異なる)

 

●問題1-A

この句から「報徳思想」が生まれてきた。これは誰によって初めて説かれたものでしょう?

(1)石田梅岩
(2)佐藤信淵
(3)山鹿素行
(4)二宮尊徳

 

●問題1-B

荻生徂徠が、幕府政務の諮問に答える地位になったときの将軍は誰でしょう?

(1)徳川家光
(2)徳川家綱
(3)徳川綱吉
(4)徳川吉宗

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上級 第13回(2)

●エピソード2

「モンテ・クリスト伯」(仏 アレクサンドル・デュマ・ペール 1844年)
他人の陰謀で投獄され、やがて脱獄したエドモン・ダンテス(モンテ・クリスト伯)は、陰謀者たちにつぎつぎと復讐を実行していく。しかし、最後の相手は、今も愛するかつての婚約者メルセデスの夫フェルナンである。復讐すべきかとどまるべきか。

 

●問題2-A

モンテ・クリスト伯(エドモン・ダンテス)が、無実の罪で投獄されていたシャトー・ディフはどこの島にあるでしょう?

(1)マルセイユ沖
(2)エルバ島沖
(3)ニース沖
(4)カレー沖

 

●問題2-B

エドモン・ダンテスが復讐しようとする4人のうち、彼の恋敵は誰でしょう?

(1)カドルッス (仕立屋→小悪党)
(2)ダングラール (会計→銀行家→男爵)
(3)ヴィルフォール (検事代理→検事総長)
(4)フェルナン (漁師→モンセール将軍→貴族院議員→失脚)

 

●問題2-C

本作品の最終章でモンテ・クリスト伯爵が、アクシミリアンとヴァランティーヌに宛てた手紙の中であげている二つの重要な言葉は、「待つ」ともう一つは何でしょう?

(1)耐える
(2)あきらめる
(3)希望する
(4)考える

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