上級 第15回(3)

●エピソード3

「不思議の国のアリス」(ルイス・キャロル) アリスが飛び込んだ兎の穴では、文字通り、数々の不思議なことが現実のように起こっていた。その中の一つ、トランプのハートの女王様が作ったタルトをハートのジャックが盗んで食べ、その罪で裁判が行なわれていた。アリスの存在に気づいた女王は「その子の首をちょん切っておしまい」とヒステリックに叫ぶ。イギリス文学には、マザーグースにもあるように”怪力乱神”を語りながら、現実をするどく風刺する心が垣間見える。

英文学上の怪力乱神

 

●問題3-A

アリスはどうやって現実にもどったでしょう?

(1)木陰で姉の隣で眠っていたが、それから目覚めた
(2)兎の穴は“現実の洞穴”につながっていた
(3)ふくろうから気付け薬を飲まされた
(4)ハートの女王様がの衛兵がラッパを吹いた

 

●問題3-B

次のうちマザーグースでないものはどれでしょう?

(1)ロンドン橋おちた
(2)ヤンキードゥドゥルドー
(3)バビロンまでは何マイル
(4)10人のインディアン

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上級 第15回(4)

●エピソード4

「東方見聞録」は、13~14世紀の元代を旅したイタリアの商人マルコ・ポーロが著述したもの。大都(北京)で彼が直接経験したことのほかに中国各地の風物や暮らしについて触れているが、その多くは人から伝聞したもの。最たるものは日本(ジパング)に関する記述で、“黄金花咲く国”と見てきたような表現をしている。このような姿勢の対極にあるのが、彼より400年昔の円仁法師が、唐の地で徹底的に自分の五感で書きあげた「入唐求法巡礼行記」だ。

(日本人の誇るべき現実重視の実証主義)

 

●問題4

マルコ・ポーロはイタリアのどこの町の出身でしょう?

(1)ピサ
(2)フィレンツェ
(3)ベネチア
(4)ジェノヴァ

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中級 第15回

問題 : [ 1 ] いかな [ 2 ] あること

下記のヒントを参考に1~2の[ ]内を埋めて、論語を完成させてください。

●ヒント


  1. 辛苦  (~を乗り越えて)

     
  2. 年末
    久平和
    産なくして心ある者はただ士のみよくす」(孟子 梁恵王上)
     

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初級 第15回

1 次の句に読みかなを書きましょう。

怪力乱神を語らず

 

2 次の空欄に漢字を書きましょう。

君子はを以て上と為す

 

3 次の句の正しい意味はどれでしょう。

「徳は孤ならず、必ず鄰あり」

(1)徳を積むのは簡単でない。孤独になることを覚悟しておくべきだ。
(2)徳とは、孤独を感じない修行を積んだ人でなければならない。
(3)徳を備えていれば決して孤独になることはない。理解者が現れる。

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上級 第14回(1)

後生(こうせい)畏(おそ)るべし

人はとてつもない可能性を秘めている。

●エピソード1

仏ペロー童話の中の「長靴をはいた猫」では、貧乏粉引きの長男は親の遺産として粉引き小屋を、次男はロバを受けたのに対し、三男はただのネコを受けた。しかし、このネコは途方もない知恵者で、状況の先読みができ機転をきかせるのが大得意。王様の好物のニンジンを手に入れ、三男に川でおぼれる真似をさせて貴族の服をせしめ、最後は魔法使いをもだまして城を手に入れ、その三男に“カラバ公爵”と名乗らせる。

(知恵と機転さえあれば人生どうにでもなる、と思ってしまう痛快無比な童話)

 

●問題1

さて、この三男は最後どうなったでしょう?

(1)ネコは犬に追っかけられて逃亡、三男も逃亡。
(2)魔法使いが再び現われて真実がばれる。
(3)国王のお姫様と結婚することができた。
(4)国王のお姫様と結婚したのち、ネコを叩きだした。

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上級 第14回(2)

●エピソード2

「荘子 逍遥遊篇」には、「巨大な魚(鯤こん)が姿を変えという鳥になって、それが一たび満身の力で南の空を目指せば、翼は大空を覆うほどになる」との話がある。“図南(となん)の鵬翼(ほうよく)、今成れり”とは、青年が勇躍前進する前の大いなる気概をいう。

(このくらいの気宇壮大さを持ってほしい)

 

●問題2

この鵬の羽ばたくのを見て笑ったのは、蜩(ひぐらし)ともう一人。それは誰でしょう?

(1)スズメ
(2)ハト
(3)カラス
(4)ワシ

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