上級 第14回(2)

●エピソード2

「荘子 逍遥遊篇」には、「巨大な魚(鯤こん)が姿を変えという鳥になって、それが一たび満身の力で南の空を目指せば、翼は大空を覆うほどになる」との話がある。“図南(となん)の鵬翼(ほうよく)、今成れり”とは、青年が勇躍前進する前の大いなる気概をいう。

(このくらいの気宇壮大さを持ってほしい)

 

●問題2

この鵬の羽ばたくのを見て笑ったのは、蜩(ひぐらし)ともう一人。それは誰でしょう?

(1)スズメ
(2)ハト
(3)カラス
(4)ワシ

●問題2  (2)ハト

大いなる企図をなそうとすると、必ず小さな器でしかない周囲が、いろいろと口をはさんでくるものだが、それに気をとられてしまってはいけない、の教訓であろう。

カテゴリ:論語クイズ

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