上級 第12回(4)

●エピソード4

スペイン・コルドヴァ生まれのストア哲学者セネカが、晩年に書いた書物「人生の 短さについて」では、われわれは時間が十分に与えられていないと言っているが、そう ではなく、多くは時間を浪費しているのだ“と表現している。セネカはローマ第5代皇 帝ネロの補佐役として、その初期は善政を行なわせたが、陰謀うずまく宮廷にあって、 反逆の陰謀事件に巻き込まれ、ついにネロから自殺を命令される。セネカのストア哲学 者としての謹厳な姿勢から、彼は晩年「心の平静について」、「幸福な人生について」と 徳義をテーマとした著述を行なっている。

(ローマ期に徳を講じた哲学者セネカ)

 

●問題4

セネカは、この著述の中で、「人生は短し芸術は長し』という箴言を引用しています。
”Life is short, Art is long.”で知られるこの西洋で有名は箴言の出典は何でしょう?

(1)アルキメデス
(2)アリスタルコス
(3)デモステネス
(4)ヒポクラテス

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中級 第12回

問題 : [ 1 ] を以て [ 1 ] に [ 2 ] ゆ

下記のヒントを参考に1~2の[ ]内を埋めて、論語を完成させてください。

●ヒント

  1. 阿波の鳴門は島県
    「知育、育、体育」
    「君子はを懐(おも)う」 (論語・里仁) 
          (為政者は道を常に考えている) 
     
  2. 酬 (給料・手当のこと)
    恩 (受けたご恩にむくいること)
    因果応は世の通則

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初級 第12回

1 次の句に読みかなを書きましょう。

徳ある者必ず言あり

 

2 次の空欄に漢字を書きましょう。

夫子の道は□□のみ

 

3 次の句の正しい意味はどれでしょう。

「まことに仁に志せば、悪しきことなし」

(1)仁をなそうと思うことが大事で、あとは状況次第だ。
(2)仁をなそうと思っていても、不都合は起こりうる。
(3)仁をなそうと心に決めていれば、悪いことはおこらない。

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上級 第11回(1)

剛毅木訥(ごうきぼくとつ)、仁(じん)に近(ちか)し

もくもくとやっていれば、それで目標に近づける。

●エピソード1

「寓話~良き農夫とその子ども」(ラ・フォンテーヌ)で、よき農夫が臨終の際、息子たちに、「畑には宝物が埋まっている。それを丁寧に掘り起こせ」と言い残した。彼らは言われたとおり一生懸命に畑を掘り起こした。すると、その年の収穫期に豊かな稔りを得た。彼らは宝とは豊かな稔りのことであり、そのために孜孜矻矻(ししこつこつ)と労働せよ、と父が言っていたのだと気がついた。

(親父は寡黙だったが、言うことは真実だった)

 

●問題1

同様の寓話はよくある。次のうち、これと同じ趣旨の話はどれでしょう?

(1)歌舞伎「外郎売」
(2)オペラ「セビリアの理髪師」
(3)近江商人の天秤棒
(4)イソップの「牛とカエル」

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上級 第11回(2)

●エピソード2

「三国志」によれば、魏の曹操のもとに華陀という名医がいた。華陀は毒矢を肘にうけた、劉備軍のある将軍が苦しんでいたのを治療してやる。その将軍は豪傑無双で、 華陀による手術治療中、一方の片手で碁を打っていたという。この将軍が仁者であるかどうかは別として、こういう“剛毅木訥”の人の話もある。

 

●問題2

劉備玄徳の部下のひとり、この将軍は誰でしょう?

(1)関羽
(2)張飛
(3)馬超
(4)趙雲

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上級 第11回(3)

●エピソード3

「あしながおじさん」(米 ジーン・ウェブスター 1912年)は何も言わない、姿を見せない。一方、ジュディはそのおじさんとの約束どおり、黙々と手紙を書く。そして書くうちに脳裏におじさん像を作り上げ、そしてなおも書く。はつらつとしたジュディの心の成長が好印象。何も言わないおじさんの暖かさが光る。

 

●問題3

「あしながおじさん」という名前は、誰がつけたものでしょう?

(1)ジュディ自身
(2)その“あしながおじさん”が自らそう名乗った
(3)近所の人のうわさ
(4)おじさんの家族

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