上級 第2回(4)

 「ドン・キホーテ」(セルバンテス、1615年 スペイン)で、ドン・キホーテは騎士道に熱烈に憧れる男。風車に向かって突進し、田舎娘を貴婦人ドゥルシネーアと誤解して騎士道精神を発揮する。単純明快すぎる気性で、何の欲得も持っていない。従者はサンチョ・パンサ。

[単純明快 猪突猛進]

 

●問題1

ドン・キホーテの乗っている馬の名前は何でしょう?

(1)ロシナンテ (2)マレンゴ (3)シルバー (4)ブーケファロス

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上級 第2回(5)

 楚の独立を願う屈原を周囲が讒訴(史記屈原列伝)
 楚の頃襄王(けいじょうおう)のもとで宰相をしている屈原は、秦の昭王が同盟を求めてきたことに反対するが、王子の子蘭(しらん)は秦になびこうとしていた。屈原は、秦の陰謀を知っていたので、純粋に楚の独立を維持したいとの心(思い邪なき心)から反対し続けた。が、ついに子蘭らの反対勢力の謀略で楚を追われてしまう。屈原は、すっかりやつれた姿で汨羅(べきら)の淵にやってきた。ここで屈原は、川べりの漁師から言われた――
「持説にこだわらないで、もっと清濁併せのむようにふるまえばよかったのでは—-。」
しかし屈原はそうとは分かっていても、自分にはそれはできないと答えた。

[誠だけでは時流を変えられない現実]

 

●問題1

この、屈原が漁師に対し答えた時の表情はどうだったでしょう?

(1)呆然として (2)涙をながして (3)怒りながら (4)にっこりとして

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初級 第2回

1 次の句に読みかなを書きましょう。

思い邪なし

2 次の空欄に漢字を書きましょう。

(とく)ある者必ず言あり

3 次の句の正しい意味はどれでしょう。

「夫子(ふうし)の道(みち)は忠恕(ちゅうじょ)のみ」

(1)先生が目指している道は、忠義と勤労だ。
(2)先生が目指している道は、真心と思いやりだ。
(3)先生が目指している道は、素直さと従順だ。

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中級 第2回

問題 : [ 1 ] よく [ 2 ] を [ 3 ] む

下記のヒントを参考に1~3の[ ]内を埋めて、論語を完成させてください。

●ヒント

  1.  「天の時 地の利 の和」(「孟子」公孫丑章句下)
     「馬には乗ってみよ には添うてみよ」
  2.  甲子園への、言語
     「は近きにあり しかるにこれを遠きに求む」(「孟子」離婁上)
  3.  「法にも筆のあやまり」
     ××済会(会員向け福利厚生を目的とする会)

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上級 第1回(1)「リア王」

「リア王」(シェークスピア、1606年初演 イギリス)

 ブリテンのリア王(80歳)は、領土を三人の娘に分け与えようとして、娘たちが自分のことをどれほど親身に思っているかを確かめようとした。長女のゴネリルも次女のリーガンも、心にもない飾り立てた言葉を連発したが、三女のコーデリアは、心底父を本当に大切に思っていたのに、そういう飾り立てた言葉が言えない。
リア王は怒って、「ほかに言うことはないのか」と促すが、コーデリアは、『不幸せなことに、私は真心を口先まで、持ち出すことができません』と言い切ってしまう。そしてその一方でコーデリアは、姉二人のリア王へのへつらいの心を見破っていた。姉二人とその夫たち(オールバニ公、コーンウォール公)は、相続を受けたあと、父リア王に従わなくなり、ついに嵐の中、リア王を追放した。
リア王を愛するコーデリアは、自分の夫(フランス王)に助けを求めたが、フランス軍は負け、コーデリアもリア王も捕えられて死んだ。二人の姉も仲間割れから死んでしまった(シェークスピア悲劇)。

[巧言令色を見破れなかった王の悲劇]

参考:コーデリア(Cordelia)という名は、“cordial”(真心のこもった)を連想するようにもなっている。

 

●問題1

ブリテンというのは今のどこの国でしょう?

(1)スコットランド  (2)イングランド  (3)イングランド+ウェールズ

(4)イングランド+ウェールズ+北アイルランド

 

●問題2

リア王自身の語る台詞で有名なものに、“woman’s weapon”というのがありますが(第2幕4場)、それは何を意味するでしょう?

(1)笑顔     (2)涙     (3)優しい言葉    (4)知恵

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上級 第1回(2)「君主論」

「君主論」(マキャベリ、1513年 イタリア・フィレンツェ)

 メディチ家が支配する宮廷(ロレンツォ・ド・M→ジョバンニ・ド・M)では、どの家臣も主人に対して、都合のいいことだけ、または人の陰口を言う。こんな中でも、たまには真実を言ったり、まぎれもない不都合が起こったりする。それは主人には心地よくはないが、しかし、家臣の一人マキャベリは、君主論の中でこう言っている――「主人が家臣から身を守るには、真実を聞いても立腹しない度量が必要だ。」

(こういう危なっかしい宮廷では、主人ですらも、家臣の謀略でいつ命が奪われるか分らない。そういうことを用心して、巧言令色には特に気をつけるようにと説いている)。

[宮廷には巧言令色が満ちあふれている]

 

●問題1

フィレンツェの町の屋根は何色でしょう?

(1)茶色  (2)青   (3)赤橙   (4)緑

 

●問題2

フィレンツェと縁の深い芸術家は次のうちのだれ?

(1)ロートレック  (2)モネ

(3)フェルメール  (4)レオナルド・ダ・ヴィンチ

 

●問題3

メディチ家の時代より古い14世紀において、フィレンツェの作家ダンテは、「神曲」の中で、一番罪の重い者はどういう人物だと言っているでしょう?

(1)嘘つき・告げ口屋   (2)泥棒  (3)強盗  (4)将軍

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