上級 第6回(3)

●エピソード3

19世紀英国の化学者/電磁気学者のファラデーは、高等教育を受けていなかったが、 14歳で本屋兼印刷屋で年季奉公するうちに読書を重ねた。ある化学者の連続講演会 切符を入手したのを切っ掛けに講演録を付ける。やがて努力が実り、その秘書に採 用され、やがては王立研究所の化学助手となる。彼はのち数々の電磁気に関する基礎理論を確立するが、名声を得てもおごることなく、昔の自分を思い出しながら、少年少女向けにクリスマス無料連続講演会を開き、学問の素晴らしさを説く(その講演録が「ロウソクの科学」として名高い)。

[ 苦学の末、学問を大成させた人物 ]

 

●問題3

ファラデーは政府から戦争用に化学兵器を作って欲しいといわれましたが、これを断固拒否しました。その戦争とは何という戦争だったでしょう?

(1)七年戦争(1756~1763年)
(2)アメリカ独立戦争(1776年)
(3)ナポレオン戦争(1814年)
(4)クリミア戦争(1853~56年)

●問題3  (4)クリミア戦争(1853~56年)

このロウソクの化学では、実験材料の一つに、開国間もない日本からの和ロウソクが使用されていました。

カテゴリ:論語クイズ

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