上級 第5回(6)

●エピソード6

もはや理性的な目標というよりも、執念というべきものだが、数年前の捕鯨作業 時に、モービーディックとあだ名される白いマッコウクジラに自分の片足を食いちぎられたエイハブ船長にとっては、仇討としてモーヴィーディックを仕止めることが唯一の生きがいとなっていた。乗組員は船長の鬼気迫る執念を異様と感じつつも、一たび鯨の影を見た瞬間、船長と同じように懸命に作業に取り組む。わき目も振らずに突き進む姿に、戦う漁師の姿とはこういうものかと引き付けられる。船長はついにモービーディックを発見し、銛をモービーディックに打ち込むことはできたが、主人公の新規雇われ船員を残して、全員海に引きずりこまれてしまう。

 

●問題6

エイハブ船長がモービーディックに再び遭遇したのは、どこの海域でしょう?

(1)アラスカ近海 (2)ロサンゼルス沖

(3)メキシコ湾  (4)日本近海

●問題6  (1)アラスカ近海

物語の上では、日本近海となっている。なお、この船(ピーコッド号)に乗っている一等航海士の名前をスターバックスという。

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