上級 第18回(3)

●エピソード3

「エセー」(モンテーニュ)には『運命はわれわれに幸福も不幸も与えない。ただその種をもたらすだけで、あとはわれわれの考え方次第』(第14章)とある。
 

●問題3-A

モンテーニュの上記の考え方は時代をよく反映しています。どういう時代だったでしょう?

(1)英仏百年戦争
(2)宗教戦争
(3)絶対王政の最盛期
(4)重商主義の最盛期

 

●問題3-B

モンテーニュのその他の名言は次のうちのどれでしょう?

(1)馬鹿は死ななきゃ治らない
(2)神のご加護も三度まで
(3)人のために生きてたまるか
(4)独善は徳の賊だ

 

●問題3-C

モンテーニュはこうとも言っている――『自分の理性で判断しなければならない。●●の声で判断してはならない』(第31章) ●●とは何でしょう?

(1)神
(2)国王
(3)よき隣人
(4)大衆

●問題3-A  (2)宗教戦争

フランスで旧教と新教が激しく対立し、奸策・裏切り・卑怯・独善がうずま いていた時代の人。「エセー」はいわゆるモラリスト(人文主義)文学という範 疇に属し、その引用はほとんどがヨーロッパの歴史や古典哲学から。

●問題3-B  (3)人のために生きてたまるか

懐疑論者モンテーニュの真骨頂ともいうべき名言。

●問題3-C  (4)大衆

 「われわれは俗説にとらわれないようにしなければならない」と言っている。

カテゴリ:論語クイズ

タグ: