初級 第9回

1 次の句に読みかなを書きましょう。

朽木は彫るべからず

 

2 次の空欄に漢字を書きましょう。

死生命あり□□天にあり

 

3 次の句の正しい意味はどれでしょう。

「故きを温ねて新しきを知る」

(1)故里をたずねると、新しい友人ができる
(2)過去を思うと、今との違いに驚く
(3)過去の例の中に、新しいことのヒントがある

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上級 第8回(1)

吾十有五(われじゅうゆうご)にして
学(がく)に 志(こころざ)す

そろそろ本気で勉強しよう。
ここでいう「学」とは学科のことではない。人としての魂の持ちようや常識やこの世で 生きていくに必要な道徳を対象にしており、自分に問いかける学問のことだ。

論語には、「博(ひろ)く学(まな)びて篤(あつ)く志(こころざ)し、切(せつ)に 問(と)いて近(ちか)く思(おも)う」(子張第十九)とある。

意味 考え抜いたことを質問して、それを身近なものに当てはめてみる。 

●エピソード1

中江藤樹は小さい頃、ある事情から祖父のいる伊予大洲に引き取られて成長する。しかし、母のことが恋しく、また母自身病弱であったことから、いつもは母のことを心配していた。ある冬の日、彼は決意して故郷へ帰った。着いたとき母は井戸端で水仕事をしていた。彼は元気よく「ただいま戻りました」と言って母の喜ぶ顔をみようとしたが、母はむしろ悲しい顔をした。そして「勉強を途中で放り投げて帰ってくるわが子の顔を見ても少しもうれしくはありません。今すぐに大洲へ戻りなさい」と言って彼を家に入れなかった。藤樹少年は自分の甘さを恥じた。去るも涙、送るも涙、ただ星だけがキラキラと輝いていた。中江藤樹はのち勉強を積み、大洲藩を脱藩して郷里へ戻り、親孝行をしたという。

(本気で勉強するとは—–)

 

●問題1-A

中江藤樹の故郷はどこでしょう?

(1)備中
(2)摂津
(3)京
(4)近江

 

●問題1-B

藤樹少年がこのとき母のために買って帰ったものは何でしょう?

(1)あかぎれの薬
(2)風邪薬
(3)足袋
(4)かんざし

 

●問題1-C

中江藤樹が講じた学問は何でしょう?

(1)兵学
(2)朱子学
(3)陽明学
(4)洋学

 

●問題1-D

中江藤樹が備前の池田光政から招聘されたとき、替わりに赴任させたのは 誰でしょう?

(1)伊藤仁斎
(2)熊沢蕃山
(3)山崎闇斎
(4)石田梅岩

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上級 第8回(2)

●エピソード2

「風姿花伝(ふうしかでん)」 世阿弥(ぜあみ)  応永7年(1400)
   ―― 第一 年来稽古条々

  「この芸において、大方、七歳をもて初めとす。このころの能の稽古、必ずその者自然とし出だす事に、得たる風体(ふうてい)あるべし。舞・働きの間、音曲、もしくは怒れる事などにてもあれ、ふとし出さんかかりを、うちまかえせて心のままにさすべし。さのみ。良き、悪しきとは教ふべからず。」
このごろは習い始めが早ければ早いほどいいとするはやりがある。しかし、習いご とには、もともと、守(しゅ)(=基本どおりにすること)、破(は)(=基本に工夫を加えること)、離(り)(=自分流をだすこと)のプロセスがある。このことをよく考えなければならない。

(良き、悪しきとは教ふべからず)

 

●問題2-A

世阿弥がこの風姿花伝を著わしたころの室町将軍はだれでしょう?

(1)2足利義詮
(2)3代足利義満
(3)4代足利義持
(4)8代足利義政

 

●問題2-B

世阿弥の父の名は何でしょう?

(1)本阿弥
(2)照阿弥
(3)光阿弥
(4)観阿弥

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中級 第8回

問題 : [ 1 ] 木は [ 2 ] るべからず

下記のヒントを参考に1~2の[ ]内を埋めて、論語を完成させてください。

●ヒント


  1. 夏目漱石の不の名作
    「老いて学べばすなわち、死してちず」 (「言誌四録」 江戸後期 佐藤一斎) 

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初級 第8回

1 次の句に読みかなを書きましょう。

吾十有五にして学に志す

 

2 次の空欄に漢字を書きましょう。

仁をなすことに由る

3 次の句の正しい意味はどれでしょう。

「朋友と交わりて信ならざるか」

(1)交友関係といっても、徹底的に互いを信用することはできない
(2)交友関係は、信頼がだいじだ
(3)交友関係では、何が信じられて、
   何が信じられないかをはっきりさせたほうがよい。

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上級 第7回(1)

辞(じ)は達(たっ)するのみ

●エピソード1

日本人は、古来より言葉に魂がやどると考えてきました。
  秋刀魚(さんま)の歌
    あはれ、秋風よ 情(こころ)あらば伝えてよ
    男ありて、今日の夕餉に秋刀魚を食ひて思いにふける、と

 

●問題1

この詩「秋刀魚の歌」の作者は誰でしょう?

(1)佐藤春夫
(2)佐藤ハチロー
(3)野口雨情
(4)北原白秋

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