上級 第2回(2)

文学の世界では、"思無邪"の人物はよく登場する。

[欲を恥とする生き方]

 

●問題1

次の文学作品の登場人物で、"邪(よこしま)な心を持っていない人はだれでしょう?

(1)「クリスマス・キャロル」(ディケンズ)の スクルージ爺さん
(2)「走れメロス」(太宰治)の シラクサ王ディオニス
(3)「寒山拾得」(森鴎外)の 寒山と拾得
(4)「白波五人男」(河竹黙阿弥)の 弁天小僧

答えを見る…

カテゴリ:論語クイズ

タグ:

上級 第2回(3)

 「人面の大岩」(ホーソン 1850年 米国)では、ある村には、岩の“顔”に似た、この村出身の人が帰ってきて、やがて村を助けてくれるとの伝説があった。その“人”の候補は、時代を経て何人も登場するが、結局、彼らはその"人"ではなかった。その"人"とは、実はそのような"人"を待ち続ける「私」だった、というのがこの物語の結末には、このような良心への期待をテーマとする物語に、建国直後のアーリーアメリカンの時代精神がうかがえる。

[ピューリタンの名残の心]

 

●問題1

この物語で、その人とは実は「私」だと、教えてくれたのは誰でしょう?

(1)牧師 (2)教師 (3)牧場主 (4)詩人

答えを見る…

カテゴリ:論語クイズ

タグ:

上級 第2回(4)

 「ドン・キホーテ」(セルバンテス、1615年 スペイン)で、ドン・キホーテは騎士道に熱烈に憧れる男。風車に向かって突進し、田舎娘を貴婦人ドゥルシネーアと誤解して騎士道精神を発揮する。単純明快すぎる気性で、何の欲得も持っていない。従者はサンチョ・パンサ。

[単純明快 猪突猛進]

 

●問題1

ドン・キホーテの乗っている馬の名前は何でしょう?

(1)ロシナンテ (2)マレンゴ (3)シルバー (4)ブーケファロス

答えを見る…

カテゴリ:論語クイズ

タグ:

上級 第2回(5)

 楚の独立を願う屈原を周囲が讒訴(史記屈原列伝)
 楚の頃襄王(けいじょうおう)のもとで宰相をしている屈原は、秦の昭王が同盟を求めてきたことに反対するが、王子の子蘭(しらん)は秦になびこうとしていた。屈原は、秦の陰謀を知っていたので、純粋に楚の独立を維持したいとの心(思い邪なき心)から反対し続けた。が、ついに子蘭らの反対勢力の謀略で楚を追われてしまう。屈原は、すっかりやつれた姿で汨羅(べきら)の淵にやってきた。ここで屈原は、川べりの漁師から言われた――
「持説にこだわらないで、もっと清濁併せのむようにふるまえばよかったのでは—-。」
しかし屈原はそうとは分かっていても、自分にはそれはできないと答えた。

[誠だけでは時流を変えられない現実]

 

●問題1

この、屈原が漁師に対し答えた時の表情はどうだったでしょう?

(1)呆然として (2)涙をながして (3)怒りながら (4)にっこりとして

答えを見る…

カテゴリ:論語クイズ

タグ:

初級 第2回

1 次の句に読みかなを書きましょう。

思い邪なし

2 次の空欄に漢字を書きましょう。

(とく)ある者必ず言あり

3 次の句の正しい意味はどれでしょう。

「夫子(ふうし)の道(みち)は忠恕(ちゅうじょ)のみ」

(1)先生が目指している道は、忠義と勤労だ。
(2)先生が目指している道は、真心と思いやりだ。
(3)先生が目指している道は、素直さと従順だ。

答えを見る…

カテゴリ:論語クイズ

タグ:

中級 第2回

問題 : [ 1 ] よく [ 2 ] を [ 3 ] む

下記のヒントを参考に1~3の[ ]内を埋めて、論語を完成させてください。

●ヒント

  1.  「天の時 地の利 の和」(「孟子」公孫丑章句下)
     「馬には乗ってみよ には添うてみよ」
  2.  甲子園への、言語
     「は近きにあり しかるにこれを遠きに求む」(「孟子」離婁上)
  3.  「法にも筆のあやまり」
     ××済会(会員向け福利厚生を目的とする会)

答えを見る…

カテゴリ:論語クイズ

タグ:

« 古い記事 新しい記事 »