上級 第2回(3)

 「人面の大岩」(ホーソン 1850年 米国)では、ある村には、岩の“顔”に似た、この村出身の人が帰ってきて、やがて村を助けてくれるとの伝説があった。その“人”の候補は、時代を経て何人も登場するが、結局、彼らはその"人"ではなかった。その"人"とは、実はそのような"人"を待ち続ける「私」だった、というのがこの物語の結末には、このような良心への期待をテーマとする物語に、建国直後のアーリーアメリカンの時代精神がうかがえる。

[ピューリタンの名残の心]

 

●問題1

この物語で、その人とは実は「私」だと、教えてくれたのは誰でしょう?

(1)牧師 (2)教師 (3)牧場主 (4)詩人

●問題1  (4)詩人

大富豪、将軍、政治家と、時代を経ていろいろな人が、その人だといわれて村に
やってきたが、いずれもそうではなかった。もう出ることはないだろうと思われて
いたとき、ある詩人が、アーネストに向かって「それはあなただ」と言った。

カテゴリ:論語クイズ

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