上級 第4回(1)
今(いま)なんじは画(かぎ)れり
『私には力が足りないのです」と言った弟子に、先生が言った ―― 力が足りないのは、途中でやめるからだ。今、お前は自分で自分の力に限界をおいてしまっている。それではいけない
●エピソード1
平安時代の三蹟の一人、●●は、何度も跳びつこうとして失敗ばかりしている蛙が、最後に一陣の風の助けで見事跳びつくことができたのを見て、自分も大いに発奮し、後、書の大家となった。あきらめない人には、何かが味方してくれる。
[ 愚直に続けよ ]
●問題1
このときの●●とはだれのことでしょう?
(1)弘法大師 (2)吉田兼好 (3)小野道風 (4)西行
●問題1 (3)小野道風
若い時分に宮中で文書を整理する仕事をしていましたが、書道が達しないことで自己嫌悪に陥ったとき、この"蛙の光景"を見たと伝えられています。
カテゴリ:論語クイズ
タグ: 上級 エピソード篇
2012年6月6日