上級 第19回(1)

死生(しせい)命(めい)あり 富貴(ふうき)天(てん)にあり

人生の結果は運命にまかせておけ大切なのは生き方だ。

 

●エピソード1

この句は、論語の中にあって珍しく運命論を表現している。が、それは単なる運命 を認容するものではなく、我欲を放棄する一方で、生きている間に徹頭徹尾努力するよう求めている。
「世の人は我を何とも言わば言え 我が成すことは我のみぞ知る」
坂本竜馬 十六歳、 高知城下、日根野道場で剣術修業する身ではあるが、運命にむかって雄々しく構えるような、すでにして臥龍の片鱗をうかがわせている。
                 (達観した運命論と自分で歩んでいく勇気)

 

●問題1-A

坂本龍馬は日根野道場での修業ののち(満18歳)、どうしたでしょう?

(1)家業に従事
(2)大坂の蘭学塾に入門
(3)京都の漢学塾に入門
(4)江戸へ剣術修業

 

●問題1-B

坂本龍馬が、慶応2年(1866)1月の薩長同盟のあと襲撃を受けたときの場所はどこでしょう?

(1)井筒屋 
(2)寺田屋
(3)池田屋
(4)近江屋

●問題1-A  (4)江戸へ剣術修業

藩の許可をえて嘉永6年4月江戸へ剣術修業に行き、千葉道場に入門(千葉周作道場か、その弟の定吉道場かは諸説あり)。同年6月の黒船来航時には、土佐藩の警護役を勤める。
 

●問題1-B  (2)寺田屋

伏見奉行が龍馬を捕縛せんとして新撰組とともに襲撃したもの。場所は伏見の寺田屋

カテゴリ:論語クイズ

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