上級 第1回(3)「はだかの王様」

「はだかの王様」(アンデルセン、1837年 デンマーク)

 “愚か者やよこしまな心を持った者には見えない布”を織るという二人の詐欺師が宮殿に現われて、宮廷の家臣に注文をいただきたいと願い出た。家臣たちは、自分ではそれが見えないのに、愚か者やよこしまな心を持った者だとは思われたくはないので、「見える」、「見える」といい、王様までもがだまされてしまった。実際のところ、(うそ)やでたらめ話は耳に心地よく聞こえる。王様は完成したその“服”を着て、街をパレードした。「王様は裸だ」と言ったのは、正直な少年だった。

[王様も家臣も町の大人も巧言令色が見破れなかった]

 

●問題1

次のパンのうちデンマーク由来のものはどれ?

(1)コッペパン (2)デーニッシュパン (3)揚げパン (4)サンドイッチ

 

●問題2

次の童話のうちアンデルセン作のものはどれ?

(1)ヘンゼルとクレーテル (2)赤ずきんちゃん

(3)みにくいアヒルの子   (4)王様の耳はロバの耳

●問題1  (2)デーニッシュパン

danishはッデンマークの形容詞  (コッぺパンは和製言葉)

●問題2  (3)みにくいアヒルの子

 「ヘンゼルとグレーテル」はドイツのグリム童話、「赤ずきんちゃん」はフランスのペロー童話 (ただしグリム童話にも収録あり。
「王様の耳はロバの耳」はユーゴスラビアの民話とされている。

カテゴリ:論語クイズ

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