上級 第21回(2)
●エピソード2
最澄の弟子円仁は、遣唐使の一員として838~847年に唐を旅した。そのときの記録「入唐求法巡礼行記」は、揚州に上陸したのち、長安を経て、広く唐の北半分を歩き、東シナ海をわたって日本へ帰国するまでの記録。その書き方は、町のようすはもちろん、人々の表情や景色などにもおよぶ。仏典探索の使命にもえ、自分で確かめたことすべてを記録しようする強い意志がほとばしっている。
(探究心の塊のような意思)
●問題2
円仁法師の研究で名高い人は誰でしょう?
(1)ラフカディオ・ハーン
(2)エドウィン・ライシャワー
(3)ヘンリー・キッシンジャー
(4)ドナルド・キーン
●問題2 (2)エドウィン・ライシャワー
ライシャワー元米国駐日大使は、日本赴任前はハーバード大で日本研究の
学者であり、特に円仁法師の業績の研究者だった。
カテゴリ:論語クイズ
タグ: 上級 エピソード篇
2013年5月8日